No.41-和傘の美『和と光』展in雅叙園百段階段(2/4)
撮影時期:令和元年7月、掲載時期:令和2年7月
■『和傘』in ”和とあかり展” 目黒 雅叙園 百段階段
(1)和傘の美 in 草丘の間
3つ目の部屋「草丘の間」※には、和傘を使った和のあかりが幻想的に広がっていました。照明の灯りに漆黒の床に写り込む傘が「和」の世界に誘っています(笑)。
和傘は、九州大分県中津市の和傘工房”朱夏(しゅか)”で制作されたもの。
※草丘の間
格天井の秋田杉及び欄間には磯部草丘氏による四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれている。障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。
(2)和傘工房 ”朱夏(しゅか)”
大分県中津市で唯一残っていた「中津和傘」※の職人が平成15年に廃業したことを知り、江戸時代から受け継がれてきた伝統を復興させようと有志数人で立ち上げた工房。
工房では、和傘をはじめ、照明製品(写真参照:あんどん)なども創ってたり、ミニ和傘の体験なども出来るとのこと。将来、大分に行く機会あれば和傘を作ってみたいと思った次第(笑)。
※江戸時代大分の中津藩10万石は財政厳しく特産品の生産を奨励。当時、和傘の材料である竹・和紙・油・柿渋などが地元で調達できることから文化9年(1812年)に中津和傘の生産が始まる。最盛期には70件以上の和傘工房があった。
(3)昨年テレビで本展示会が紹介されYOUTUBEで公開されていたので、以下に紹介します。