No.120-日本のガウディ作”無量寿舞”外観:向台老人ホーム

■日本のガウディ梵寿網氏作”無量寿舞”外観:向台老人ホーム

掲載時期:令和3年10月、 撮影時期:令和3年

日本のガウディと呼ばれる建築家”梵寿網”氏と仲間達が昭和60年に創った建築物が東大和市芋窪町にある。ネットで調べると創作名は”無量寿舞:生命潮流”と言うらしい。

辞書で一字一字を引くと、無量とは”際限がない”、寿は”慶び、長寿”、なので繋げると”際限のない長生きを喜ぶ舞”…生命の誕生と生きる喜びを表わしている?と思われる。

本ブログNo.120では外観を、No.121では内部をご紹介します。

なお、法人には事前にネット公開了解を得てあります。

<参考リンク>日本のガウディ 梵寿網氏 

https://bijutsutecho.com/magazine/interview/2503

https://toyokeizai.net/articles/-/195078

(1)正面

正面には、キリスト教の協会を思わせるような建造物が見える。これは、社会福祉法人”向会”がまず最初(昭和60年)に開所した特別養護老人ホーム「向台老人ホーム」の正面の建屋。

正面のホールに近づくと女性が天を見上げている姿、何を観ているかと思うと、眼の形をした造形物。

一方、女性のそばには赤子が、まるで母親の胎内にいるような姿勢で佇んでいる。生命誕生を賛歌して創作したと聞いているので、それをイメージしているように思われた。また、女性のすぐ左手の部分(写真の中央)は鏡になっており女性はじめ背景が映り込んでいるが、創作者の意図は不明(笑)。

(2)エントランス広場

正面左手に玄関(入口)が見える。その手間はエントランス広場になっており、地面をよく見ると3つの動物がお出迎えしてくれる。

なお、建物の壁はアメリカから輸入したものらしい。真偽は不明だが、特養とは思えない一風変わっていて異彩を放っているように感じる。

象(左上)、鳥(下)、イルカ(右上)がお出迎え(笑)

(3)玄関

玄関の上には駐車禁止のコーンのような形状のオブジェがいくつも載っている。また玄関ドアは左右に開く自動ドアだが、ステンドグラスが埋め込まれ樹々の葉と孔雀がはめ込まれている。2枚目の写真は玄関内部からステンドガラスを撮影。

(4)屋上

屋上には4つのモニュメントがニョキニョキと立っている。

屋上にはベンチが置かれている。よく見るとツバメや葡萄などオブジェが壁を飾っている。

(5)その他

気が付かないような所に様々な創作物が…

■破損したので今はなくなったが、等身大の犬の置物が玄関そばに置いてあった。作品のひとつとしてあったかは不明。

■窓:ドイツ製らしい。

■正面ホールのオブジェの数々

男性と子ども抱く女性のオブジェ

コウノトリ:生命誕生の鳥といえばこの鳥と納得(笑)

■風見鶏?

下から見ると振り子時計の振り子のようにも見える。屋上から見る(2枚目写真)と風見鶏が…

■管理棟の庇(ひさし)

■裏門:見てるとチョウチョ🦋を連想させられる門

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