No.37しょうぶ祭りin町田-薬師池公園~梅雨第2/7弾“花菖蒲”~

撮影時期:令和元年(2019年)6月、掲載時期:令和2年6月
■しょうぶ(菖蒲)祭りin町田 薬師池公園

(1)プロローグ
1年前令和元年(2019年)6月、ネットで花菖蒲棚を調べていると、1位は小石川後楽園、2位堀切菖蒲園、3位が明治神宮外苑……(下記【余談】参照)となっており、七位に町田の薬師池公園が出ている。
 薬師池公園は我が家(東大和)からは少し遠い※が、菖蒲田1800平方メートルに175種類の菖蒲が2200株の花菖蒲が咲いているとの情報あり行ってみる。
 ※アクセス
町田駅からはバスで「薬師池」か「薬師カ丘」まで約30分。結構山の中のイメージです。
【余談】タテ散歩で歩いたことあるのは7カ所、花菖蒲見たのは4カ所ですね(笑)
★:散歩済、☆:花菖蒲を見た
1位:小石川後楽園★☆ 660株
2位:堀切菖蒲公園 200種類、6000株
3位:明治神宮外苑★ 150種類、1500株
4位:皇居東御苑(二の丸庭園)★ 
5位:小岩菖蒲園   5万株
6位:水元公園の菖蒲まつり 100種類、1.4万株
7位:薬師池公園(町田)★☆
      (ネットでは)175種類、2200株
8位:清澄公園(深川)★ 350株
9位:国営昭和記念公園★☆ 
10位:しょうぶ沼公園  140種類、8100株
11位:堀之内妙法寺の花菖蒲 500株
12位:神代植物公園(はなしょうぶ園) 
13位:北山公園(東村山)★☆300種類、1万株

(2)薬師池公園は、花しょうぶ以外にも紫陽花(あじさい)・梅園・椿園や古民家を併設、2007年には「日本の歴史公園100選」にも選ばれている。

薬師池公園の地図(地図の左下、薬師池の左側が”花しょうぶ田”)

(3)花しょうぶ田
以下の動画でまずは花しょうぶ田の全景を楽しんで頂くのが良いかと思います。1800平方メートルのまさに花しょうぶの”田んぼ”が広がる光景は見事でした。

花しょうぶ田の全景

(4)”花がら摘み”する娘さん達
花しょうぶ田の周囲を散策していると、田んぼの中で娘さん達が何かしている… 良く見ると萎んだ花を摘んでいるのが分かった。帰ってネットで調べてみると、”花がら摘み”と呼ばれる行為で、花を長く愛でるための行為とか。主な理由は①見た目を美しく保つ。②病気の予防(腐った花が葉に落ちて病気を誘発)、③種につけさせない(栄養が種の育成にいくことを防ぐ)とのこと。

”花がら摘み”する娘さんたち

(5)花菖蒲って日本が誇る伝統園芸植物って初耳(笑)
万葉の頃はまだ花菖蒲はなく、カキツバタが読まれ菖蒲と言ったら”葉菖蒲”だったとのこと。花菖蒲が文献に出てくるのは江戸時代中頃からで、各地に自生するノハナショウブの変わり咲きを元に品種改良された日本が誇れる伝統園芸植物で、品種も多い。まったく知らなかった、初耳(笑)

(6)いずれ菖蒲(ショウブ)か杜若(カキツバタ)?
■菖蒲湯の”菖蒲”と”花菖蒲”は同じ?
正解は”違う”。菖蒲湯の菖蒲は”葉菖蒲”のことで”サトイモ科”の植物。これに対して”花菖蒲”は”アヤメ科アヤメ属”。
■アヤメとショウブ(花菖蒲)とカキツバタ(杜若)の違い
アヤメもショウブ(ハナショウブ)も漢字は”菖蒲”で同じ。
①咲く場所:アヤメは乾燥地(乾いた畑)、カキツバタは水辺、花ショウブは畑・水辺の両方で自生。 ← 水辺なら花菖蒲かカキツバタ。アヤメではない。
②花ショウブとカキツバタの見分け方
 ”花ショウブ”は花弁が【黄色】の目型模様、”カキツバタ”は【】の目型模様。ちなみに”アヤメ”は網目模様。
■【余談】いずれが菖蒲か杜若?
ここでいう菖蒲は”花菖蒲”のこと。元々はいずれも劣らぬ美人二人いるときに使っていた。最近では甲乙つけがたいほど素晴らしいものを例える言葉になっている。

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