No64-深川 門前仲町~深川不動堂、富岡八幡宮~
撮影時期:令和2年2月
■深川 門前仲町~深川不動堂、森岡八幡宮~
(1)深川不動堂
成田山新勝寺の東京別院で「深川のお不動様」と呼ばれている。
江戸は元禄時代 歌舞伎役者の市川團十郎が不動明王が登場する芝居を打ったことで成田山の不動尊を見たいという気運が江戸っ子の間に高まり、一回目の成田不動の出開帳が富岡八幡宮の別当・永代寺で行われたのが始まり。
地名「門前仲町」は「永代寺の門前町」という意味である。
足難除け、身体健全のパワースポット、わらじ守り願掛けが本堂右手にある。小さなわらじに成就したい願いを書き、大きなわらじにくくりつけて成就を願うとのこと。
(2)森岡八幡宮
江戸三大祭り(※)の一つ「深川八幡祭り」で有名。担ぎ手に水をかけることから「水かけ祭り」とも呼ばれる。また森岡八幡宮は、勧進相撲発祥の地でもあり”横砂力士碑”や”大関力士碑”などが境内にある。
日本全国を測量して正確な地図を作成した伊能忠敬は、この深川に住んでおり測量に行くときは必ず森岡八幡宮に詣でてから旅立ったとのことで伊能忠敬の銅像が建立。
(※)江戸三大祭り
「神輿深川、山車神田、だだっ広い山王様」と表した。江戸時代から伝わる年中行事で、神田祭は神田神社(隔年5月中旬)、山王祭は日枝神社(隔年6月中旬)、深川は森岡八幡宮(8月中旬)で行われる。
(3)八幡橋
明治11年東京府から依頼を受けて制作した長さ15.2m、幅2mの鋳鉄製の橋。当時は木製の橋が多かったが、鉄製と共に菊のご門がある橋としても有名だった。
(Note)鉄は、時代と共に鋳鉄(ちゅうてつ)→錬鉄(れんてつ)→鋼と変遷。炭素の含有量がだんだん少なくなり強靭になる。
(4)深川めし
大正13年創業の老舗「割烹 みや古」で深川めしセット(1600円)を食べる。あさりのだし汁でふっくら炊き上がった”深川めし”とても美味しかった。