No.68-日の出桟橋&竹芝桟橋
撮影時期:令和2年2月
■日の出桟橋、竹芝桟橋
(1)2月隅田川の散策(橋巡り)の途上、浅草(吾妻橋)から日の出桟橋まで水上バスで橋巡りを満喫。竹芝桟橋という名前は時々聞くがどこなのか知らなかったが、日の出桟橋のすぐ隣にあることにビックリ。
(2)日の出桟橋と竹芝桟橋の違い
各々に客船ターミナルがあるが、日の出桟橋と竹芝桟橋、各々目的が異なりる。
「日の出」は東京湾内のクルーズや隅田川などの水上バス用の桟橋として使われ、船は外洋のものより小型のものが私用されている。
一方、竹芝桟橋は外洋(八丈島、大島など伊豆・小笠原諸島)向け、東京湾内クルーズの船の対応。外洋は波も荒く大波なので大型の船が使われている。
(Note) 晴海ふ頭:晴海ふ頭にも客船ターミナルがあるが、これは2017年都議会で廃止が決定し10年以内に公園化するとのこと。
(3)”御座船「安宅丸」”を模したクルーズ船
「安宅丸」は1632年 江戸時代三代将軍徳川家光の命で造られた御座船(※)で別名”天下丸”とも言われた。全長62m、幅16.2mの巨艦だが、推進力に乏しかったことや維持費が莫大であったことから約50年で解体された。しかし、大きさは富士山に例えられ、豪華さは日光東照宮に比較されたほど当時の江戸の名物の一つになったとされる。
現在、この「安宅丸」を数百年を経て東京クルーズ船として蘇らせた船が運航されていた。
(※)御座船 :天皇・公家・将軍・大名など高貴な人を乗せる豪華な船。
(4)桟橋からの風景
左手の対岸は水産系の倉庫群がその背後には月島のタワーマンションが高さを競っている。また更に左側(隅田川)にはオリンピック用に造られた築地大橋がある。一方、右手奥はレインボーブリッジとその先にお台場のTV局ビルや観覧車が見える。